私たちの部署では、主に河川の計画設計と維持管理に関わる業務をしています。
計画設計は防災に関することがほとんどです。
区画ごとに前年までのデータと比較しながら、河川の形状などの変化を計測して、危険なところがないかといった分析を行います。その分析結果を基に、解決策を検討したり、被害を最小限に抑えるための防災計画を考えたりします。各自治体で配布しているハザードマップにも関わっているんですよ。
維持管理のほうは、例えば「樋門」(ひもん)という河川などに水を排出すると同時に逆流を防いでいる水路があるのですが、そういった構造物に問題がないか点検します。その点検結果を踏まえて更新計画を立てる業務です。
蓄積された過去のデータと最新のデータを基に数値シミュレーションなどを行い、未来を予測して計画を立てる仕事なので当然難しさはあります。
ただ、測量データから再現できる数値解析モデルの精度が年々上がっているので、そこはかなり追えるようになってきています。その結果に対して対策を提案して、クライアントにご納得いただけると嬉しいですね。
気候変動が激しい今の時代において、防災に深く関わる建設コンサルタントは、とても重要な仕事です。
建築や土木といった、直接的な専門分野をお持ちの方だけでなく、一見畑違いと思えるような分野の方にも入ってきてほしい。
常に新しい情報のアップデートが欠かせない仕事なので、多様な分野の知識で広い範囲を知る、見ることが非常に大事なんです。
当社は施工以外のことは全て一気通貫で行えますし、水文分野に特化した総合コンサルティングというのはなかなかありません。
加えて「技術士」という国家資格を取ることができるのも大きな魅力です。これは高度技術職という、医師や弁護士と同等の国家資格です。
幅広い知識を身に着けて河川のスペシャリストを目指したい方なら成長できる環境が揃っています!